何のために働くのか?

この目的がとても大切です。生活のため、食べていくため、というのも一つの目的です。車を買う、家を買う、海外旅行に行く。それも目的です。ただ、それだけで働く目的として十分でしょうか。社会に出ると、一つの業や組織にい続けるにしろ、いろんな所で働くにしろ、ずっと仕事をします。その仕事の目的は自分の人生と大きくかかわってきます。

よく、自分探しなんていう言葉がありますが、まさにあれは自分と言う人間を見出し、何を求め、どこに向かうのかということを考えるのです。

そして、仕事といのはこれからの人生の大部分の時間を占めるのです。その仕事をいやいややるのか、喜んでいきいきとやるのかでは、人生の充実、つまりこれを幸せと言うのですが、全然その濃さ、味わいが違ってきます。

私はよく人生は色塗りだと思っているんです。時間と言うキャンパスに自分の好きな色を塗っていくんですね。そのキャンパスは生きている間どんどんと白紙のものが目の前にやってくるんです。それを、自分の好きな色に塗っていくのか、嫌いな色を塗らされるのかということです。

ただ、自分の好きなことをして食べていくのは理想だと言われています。

それは夢のようなことで、そんなことが出来るのはほんの一握りの人間だという思い込みもあります。確かに、オリンピックでメダルをとったり、映画のスターになったり、ノーベル賞を受賞したり、そういったのは確かに一握りの人だけが味わうものだと思います。ですが、皆さんのやりたいことはオリンピックに出たり、映画に出たり、ノーベル賞をとったりすることなのでしょうか。そうだという人は、それも大切にしてください。そしてあきらめないでください

。ただ、いや自分はそうじゃないなと思うのが大半だと思います。じゃあ何が好きなことですか?ゲームですか?マンガですか?それとも散歩ですか?なんでもいいのです。その「好き」を活かす仕事をすればいいのです。そして、それを突き詰めていくと、もっと好きなもの、自分にフィットするものに出会うことがあるかもしれません。しかも、好きなことは一つではないはずです。その両方を成し遂げるというのもありですし、片方がだめならもう片方を頑張るというのも方法です。

皆さん若い人はご存知でしょうか?手塚治虫さんのアニメが流行したのは私の母親世代ですからずいぶん古い話ですが、その手塚治虫さんは大阪大学の医学部の出身なんですね。それなのに漫画家になられました。手塚さんが言うには夢は二つ以上持ちなさいということでした。漫画家ダメなら医者、それもすごい話ですが、どちらに転んでも自分の好きなことであるということが大事なのです。もし、一つしかなければ、それが亡くなると、人生に対して恐ろしく絶望してしまいます。もしかしたら、皆さんの中にも、その絶望を味わったことのある方がいらっしゃるかもしれません。その絶望についてはまた、機会があったらお話を聞かせてくださ

好きなことを仕事にするには