学生から社会人になる。これは、人生で経験する大きな変化の一つです。

高校生から大学生という変化も大きかったかもしれませんが、それ以上に大きいのがこの変化です。

違いはいくつかありますが、大きな違いは4つあります。

1つは人間関係です。

学校は特殊なところで、同年代、または近しい年代という集団で生活します。そこに先生という歳の離れた大人が一人いる。しかし、社会は、その幅はぐっと広がり、自分の親世代、さらにはそれより上の世代とも働いたり、取引をしたりします。年齢という枠だけとっても大きいです。さらには、役職があります。社長、会長という、組織の規模によっては雲の上の存在から、自分よりも年齢が上なのに、立場は低いという人も出てきます。そういう人間関係の中で、刺激を受けて、これまでとは違った価値観に触れたり、人間関係の幅が増えたりします。

2つ目はお金をもらえる。

給料がもらえます。それはあなたの労働の対価として支払われるものです。そして、経費も出ます。学生時代はサークルの合宿、遠征、その他もろもろすべて自腹です。どこかに勉強に行くのも自腹です。でも、社会人になると、交通費、宿泊費が出ます。研修費用も出て勉強するのも会社が面倒みてくれます。そのうえ、手当もついたりして余計にお金をもらえることもあるのです。その他、交通費やら家賃補助やらいろいろと面倒見てくれます。

3つ目は休みです。

特に、休みというものがあります。学生時代に部活やバイトに明け暮れた人は、休みがないのが普通だったかもしれませんが、きちんと休めます。休暇も取れます。最近は休暇を消化しない人は強制的に休まされる企業もあったりするくらいです。きちんと仕事をするために休みもしっかりとるということです。

4つ目は組織というものです。

日本の企業の多くはまだまだマンパワーに頼っているところもありますが、部署というものがあり、それぞれに役割があって、その人がやってくれます。学生時代は全部自分でやるというのが普通だったかもしれませんが、手伝ってくれるし、仕事を割り振れば対応もしてくれます。たとえば、年末の税金の計算などは経理の部署がやってくれます。備品が壊れたら総務、休みや育児休暇などは人事などいろいろと助けてくれる部署が整っているのです。

社会人になることは人によってはチャレンジで怖いことかもしれませんが、意外とそうでもないのです。むしろ学生の頃より自分が全部やらないといけないという状況ではなくなるのです。結局コミュニケーション能力がモノを言うじだいになります。