運転すると人格が変わる・・・人はいつも同じパーソナリティではない

Aさんの仕事は配達業。車を運転することが仕事の大半です。

彼は、もともと穏やかな性格で、ケンカすることはなかった。

3人兄弟の一番上であり、弟や妹の面倒をよく見て育ちました。

弟たちから嫌なことをされても、怒ることはなく

「そんなことしちゃだめだよ」と優しく諭す人です。

そんな彼が、車を運転すると人格が変わったかのように粗暴になります。

信号につかまると「チッ」と舌打ちをする。

無理な車の割り込みがあるとクラクションを鳴らして威嚇する。

高速道路で渋滞に巻き込まれるとハンドルをたたいて「クソ」と言いながらイライラしています。

ある時、信号が青になって出発しようとした瞬間に横断歩道に一台の自転車が猛スピードで飛び込んできました。

危うくぶつかるところだったのですが、急ブレーキを踏みま何とか免れました。

自転車が向かった方向は、彼の配達ルートではなかったのですが、

自転車を追いかけて、追いつき、そこで「お前、自分が何したか分かっているのかっ!」と自転車に乗っている人に向かって怒鳴りました。

その人は驚いて停まり、Aさんに謝りました。

普段は穏やかなAさんがなぜ車に乗ると人が変わったように粗暴になるのか?

それは彼にとって車を運転することの意味にあります。

交通ルールを守り、安全運転心がける。

それをやりながらタイトな配達スケジュールをこなさないといけません。

運転は彼にとって戦場のようなものです。

緊張感をもって取り組まないと、事故を起こす、仕事をミスするという中にあります。

別の言い方をすれば、車の運転そのものが彼自身の存在と結びついています。

いい加減な運転や、交通ルールを守らない存在はAさんにとって自分を貶める存在なのです。

極端な話をすると怒りは自分の命を守るための感情です。

表に出すぎては困りますが、まったくなくなるというのも違います。

大切なものを害されて怒らない人はいません。

彼が運転中に怒るのはそれだけその仕事を大切にしている証拠なのです。

普段とは違う面がでるのはそれだけ緊張感があるからです。

普段とは違うパーソナリティが出てしまうというのは、緊張感によります。

あなたを緊張させる人、環境、状況はどんなものでしょうか?

その緊張感から解放される方法が、自分と向き合うことです。

この話は距離があるのでまたの機会にします。

最後までお付き合いありがとうございました。

P.S

今週の水、木、金、土あたりで、緊張感の解放と結びつく話をメルマガで行います。

興味のある方はぜひお読みください。