毎日忙しく仕事をしていると、そのことばかりを考えてしまいます。
目の前の「やるべきこと」ばかりにエネルギーを使ってしまいます。
たとえ、休みの日であっても、仕事のことが気になります。
これは家事や育児でも同じです。家に居なくても、目の前に子どもがいなくてもそのことを考えるとは、
頭の中で「仕事」をしてしまっているのです。
「やるべきこと」にエネルギーを使い続けると、何が起きるか?
自分の心が置き去りになってしまいます。
「今、どんな気持ちですか?」
と唐突に問われて言葉が出てくるでしょうか。
これが心を置き去りにしている状態です。
心に向き合わない理由はいくつかあります。
それは弱音を吐くからです。
つかれた、
やめたい、
もうできない、
限界だ・・・
そういう言葉を自分が認識してしまうと
「やるべきこと」ができなくなってしまう。
と考えてしまいます。
しかし、この心と向き合い、弱音を認めることができないと
健康に支障がでます。
うつ病になるのはここを押し切って行動し続けるからです。
ではどうしたらよいのか?
それは、心に感じていることを言葉として吐き出すことです。
「感情の言語化」といいますが、これこそがカウンセリングでやっていることです。
感情の言語化をうまくやるには、話をしたい人が主体的に話す必要があります。
つまり、自分の価値観、経験に基づいた言葉を使っていくことです。
来談者中心療法を編み出し、現代カウンセリングの基礎をつくった
カール・ロジャーズの言葉です。
「「自分がどのように知覚しているか知ることができるのは他の誰でもない自分のみなのです。
したがって自分にとっての最高の専門家は自分自身であります。」
本人が本人の思いを語らないといけないのです。
逆に相手に忖度している場合は、本音を話すことはできません。相手に合わせているからです。
相手の本音を聴くためにはカウンセリングをする側も相当なトレーニングを受けなければなりません。
それは聴き手側が自分の価値観を持ったまま聴いてしまうと、相手を評価してしまうからです。
たとえ、言葉で評価しなくても相手にとっては、そういう雰囲気を感じ取ってしまいます。
本音を話せるとスッキリします。
これは言葉では伝えることが難しいところです。
ぜひともこの味わいを体験してもらうために、パッケージ化されたものとは別に単発の個人セッションを準備いたしました。
こちらのページからお申込みください。